2009年12月25日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(2日目H)

「さて、そろそろ寝る…ん?」

手の甲に何か濡れた感触がした。
空を見上げてみると、どうやら雪が降り始めたようだ。

「雪だ…」

幻想郷で雪を見たのなんていつ頃以来だろうか。
久しぶりの雪に、思わず感慨深くなってしまう。

「そう言えば、今日はクリスマスか」

ひょっとすると今夜の出会いも、幻想となったサンタがくれたクリスマスプレゼントなのかもしれないな。

「師匠、藍さん、橙ちゃん、慧音、アリス、美鈴、静葉さん、幽香、小町、レティ…これからもよろしく」

現の夢が集いし場所、幻想郷。
人々に忘れられた存在(もの)たちと共に、俺はこれからもこの世界で生きていくのだろう。

「さ、そろそろ寝るか。明日は師匠より早く着けるように頑張らないとな」

俺は明日こそ師匠に勝つ為に、さっさと寝床に就くことにした。
(終)
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2009年12月15日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(2日目G)

「今度は気を付けてな」

その言葉に彼女は微笑みだけ返し、そのまま夜の闇の中へと飛び立っていった。

「レティ・ホワイトロック、冬の妖怪か」

その姿は何処にでもいるような普通の女の子だった。
紫や幽香、美鈴もそうだが、幻想郷に棲む妖怪というのは、俺が知っているそれとは全く違う概念を持っているのかもしれないな。

「…あ、何で倒れてるのか聞くの忘れてた」

まあいいや、次会ったときにでも聞くとするか。

1.今度こそ寝る。
2.考え事をする。
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2009年12月08日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(2日目F)

「外に出てみるか…ん?」

玄関を開けて外に出ようとしたその時、ほんのりと冷気が流れてくるのを感じた。
冷蔵庫は開いてないし、外の気温の方が低いというわけじゃない。

「今のは何だ?」

辺りを見回してみるが、暗くてよく見えない。
仕方ないので、奥から懐中電灯を持ってくることにした。

「確かこの辺りに…あった!バッテリーもまだ大丈夫みたいだな」

電池があることを確認して外を照らしてみる。
家の前には何もないようなのでもう少し外に出てみよう。
少しずつ進むごとに、徐々に冷気に近付いているのが良く分かる。

「…あれは?」

途中、何か大きなものが落ちているのを発見した。
近くによって確かめてみると…女の子が倒れてるじゃないか!

「おい、大丈夫か!?しっかりしろ!」
「う…う、ん…」

辛うじて意識はあるみたいだ。
とりあえず家に運ぶことにしよう。
冷気のことなんて後回しだ!
俺は彼女の手を取った。

「!!」

脳が異常を察知し、本能的に手を離す。
彼女の手はまるで氷細工のように冷たかったのだ。
そこで俺はやっと事の真相に気付いた。

(そうか…冷気の元はこの娘自身だったんだ)

ということは、この娘の正体は雪女か何かか?
だとしたら一体、こんな季節になぜこんな所に現われたのだろうか?

「そんなことを考えてる場合じゃない!とにかく、早くこの娘を助けないと!」

余計な考えを払拭し、ひとまず今はこの娘の事を最優先に考えることにした。
しかし、彼女の体は非常に冷たく、運ぶことはおろか触れることすら難しい状態だ。

「…なるべく使いたくないけど、力を使うか」

結局、自分の気で両腕を覆い、冷気を遮る方法をとることにした。
加減を間違えば周りが消滅しかねない力を振り回すのは些か気が気でないが、現状を打破するためにはこれしか方法がないのも事実だ。
ま、ほんの数分くらいなら何とかなるだろう。

「よし」

目を閉じ、精神を集中させる。
感覚的にだが、両腕が外部と遮断されていくのがわかる。
俺は彼女をお姫様だっこで抱え、そのまま家まで連れて帰った。





手拭いを濡らし、少しきつめに絞る。
それを彼女の額に当て、更にその上に氷嚢を乗せる。

「これでいいかな?」

心なしか、彼女の寝息が少し落ち着いたような気がした。
さて、状況が落ち着いたことだし、もう一度何が起こったか整理してみるか。

(まず、あまりの暑さに目が覚めて、気分転換のために外に出てみた。するとどこかから冷たい空気が漂ってきた。その冷気の元を追いかけてる途中にこの娘を見つけた、と。冷気の元はこの娘ということで間違いなさそうだ)

改めて考えると、やはり合点のいかない部分が多い。

(この娘の正体が雪女だとしても、問題はその目的だ。秋真っ盛りの今に雪女が出てくるなんて、よほどの理由があるのか?それとも、もっと他の何か…例えば、勘違いで起きたとか…)

「う…うぅ……あれ、此処は」

そうこう考えている内に彼女の目が覚めたようだ。

「あ、起きたみたいだな」
「え、あなたは?」
「俺は活。里で運送屋の手伝いをしてる。ちなみにここは俺の家」
「どうして私はここに?」
「道で倒れてるのを見つけたから、俺が連れてきたんだよ」
「そっか。私…」

明らかに何かを思い出したようなリアクションを見せる彼女。
それも気になるが、話は順序通りに進めていこう。

「そういえば、まだ名前を聞いてなかったな」
「あ、私はレティ。レティ・ホワイトロック」
「レティか。何であんな所で倒れてたんだ?」
「…あなたは」
「ん?」
「あなたは私が怖くないの?」
「??」
「私は冬の妖怪よ。人々を脅かす妖怪なのよ?」

なるほど、道理でこんなに冷気に包まれてるわけだ。

「それなのに、どうして人間のあなたが私を助けたの?」
「妖怪だろうと何だろうと、誰かが路上で倒れてるのを発見したら、まず助けるのが当たり前だろ?俺はその当たり前をやっただけだよ」

『人間関係に損得勘定を持ち込まない』が信条の俺にとって、人助けはボランティア同然なのだ。
今回の相手は妖怪だが。

「でも、長居をするのは貴方に悪、あっ…」

彼女が布団から出ようと立ち上がるが、ふらついてこちらに倒れこんできた。

「おいおい、無茶するなって。もう少し横になってた方がいい」

肩を押さえ、布団に寝かしつける。

「でもそれじゃ、貴方の寝る場所がなくなるわ」
「それぐらい構わないさ。病人に雑魚寝させる方が俺の精神衛生上によっぽど悪い。俺の気持ちを酌んでくれるのなら、素直に布団を使ってくれ」
「…それならお言葉に甘えて」
「それでいいんだよ。氷いるか?」
「できればもう少しだけ」
「了解」





看病の甲斐あってか、彼女の体調はすぐに良くなった。

「ありがとう、お陰で助かったわ」
「それはよかった」
「今度、お礼に来させてもらうわね」

1.今度は気を付けてな。
2.何時でも遊びに来ていいよ。
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2009年09月07日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(2日目E)

まあ、今回は身代わりになってやるか。

「自然界に存在する生物の中で、人と言う生き物だけが考える力を持っています。人はその考える力を使って、自らが取るべき行動を選びます。自らの理念、感情、損益…それらが元となって。それが”意思”です。あなたにはそう言った“意思”が存在していない」

今日の映姫さんは偉く熱が入ってるなぁ…
というより、そんなに俺の事が気になってたのか?

「活、あなたはその人生の中で、何をするために生きているのですか?」
「何をするために、って言われても…ただ自分の生きたいように生きてるだけですよ?」
「それが“意思がない”ということです」

ピシャリと反論を却下される。
言いたいことは分からないでもないが、正直納得いかない部分もある。
しかし、反論するとややこしいことになるのは目に見えているので、俺は黙って頷くことにした。

「あなたが進む道はあなたにしか見えない。そしてそれはあなたに見えていなければいけない。あなたの努める善行は、『自らが進む道を探すこと』です」
「御高説感謝致します。それはそうと、小町がいませんよ?」

話が終わったのを見計らって、小町のことを話してみる。
それに今気付いたのか、映姫さんは辺りをキョロキョロ見回した。

「あの子は…!!」

怒りを露にした映姫さんは物凄いスピードで小町を追いかけて行った。
置いてけぼりを喰らった俺は、さっきの話を思い返した。

「自らの道、か…」

映姫さんに言われたその言葉が、やけに俺の心に響いてきた。





「ただいま〜」
「あ、お帰りなさ〜い」

八雲家の玄関を開けると、橙ちゃんが元気よく駆け寄ってきた。

「活さん、丁度今から晩御飯ですよ」
「よかった。タイミングはバッチリだったみたいだね」
「早く早く〜」

そう言って橙ちゃんは俺の袖を掴んでくる。
その様子を見て、本当に妹みたいだと思ってしまう。

「お帰り」
「ただいま帰りました」

居間では既に藍さんが夕飯の準備を整えていた。
4人分、どうやら紫は起きているようだ。
ここにはいないが。

「あれ、紫は?」
「ここにいるわよ」

声と共に、足元から紫の顔が出てきた。

「どわぁっ!お前、何て所から出てきてるんだよ!」
「東西南北上下左右前後、どこからでも出てこられるわよ?」

てへっ、と云った感じで舌を出す紫。
いい歳したババアが何やってんだか…

ガゴン!

「いってぇ〜〜〜!」

頭に猛烈な痛みが走る。
上から何か落ちてきたみたいだ。

「失礼なことを考えてるから罰が当たったのよ」

そういう紫の手には割と大きめの金盥が。
どう見ても隙間からです、本当に(以下略)

「ほら紫様も活も遊んでないで、早くご飯にしましょう」
「はい…」
「はいは〜い」

藍さんの声で4人が卓袱台に集まる。
家族さながらのこの雰囲気は、肉親のいなかった俺にとって凄く心地が良い。

「活さん、何かいいことあったんですか?」
「え?特になかったけど、何で?」
「だって活さん、今凄くいい笑顔をしてましたよ?」

どうやら気付かないうちに、表情にも出ていたらしい。

「それほどこの家の住み心地がいいってことかな」
「そうですよね!橙もそう思います!」
「美味しいご飯があって、一緒に食べる家族がいる。俺にとってこれ以上の贅沢はないよ」

むしろこの環境にケチをつけるなんて、それこそ罰が当たってしまう。
つくづく、『自分は恵まれた環境に置かれている』ということに気付かされる。

「その歳で随分と年寄り染みたことを言うのね」
「人生色々あると考えも変わってくるんだよ。それにお前には言われたくない」
「2人とも、そう言う話は後にして。今は夕飯の時間ですよ」

俺と紫の小競り合いを鎮める藍さん。
直後、橙ちゃんの大きな声が響いた。

「はい!それではお手を合わせて」
『いただきます!』

つられて重なった「いただきます」に、皆の笑い声が零れた。
これは橙ちゃんの作戦勝ちかな。





夕飯が済み、俺は自宅へと戻ってきた。
特に何もすることはないのだが、八雲家に長居をすることを躊躇ってしまうからだ。
どうもまだ『遠慮』が抜け切っていないらしい。

「ふう…」

布団に寝転がり溜息をつく。
ふと昼間の映姫さんの話を思い出した。

「『自らが進む道を探す』…」

簡単なようで難しい言葉。
それを成すためにはまず何をする必要があるのか?
そしてそれは1本しかないのだろうか?

「う〜ん…ん、ふゎ〜…」

色々と考えている内に睡魔が襲ってきた。
そしてそのまま、俺の意識は闇の中へと沈んで行った。





突如、寝汗で目が覚めた。

「…暑い…」

秋らしからぬ気温&湿度が俺の安眠を妨げてくる。
昼間は涼しかったのに、何故夜になってこうも暑くなったんだろうか?

「今何時だ…?」

枕元の目覚ましで時間を確認する。
2時半、実質3時間ほどしか寝ていないことになる。

「…扇風機をつけるか?」

八雲家の隣と言うこともあって、この家には一通りの電化製品が揃っている。
ほとんどは紫が置いていったものばかりだ。
テレビ、冷蔵庫、炊飯器、洗濯機、掃除機、扇風機…乾燥は天日で済ましているので、無駄に幅を取る乾燥機だけは返したが。

「…いや、やめとこう。変に体調を崩しそうだ」

この扇風機、あまりに古すぎてタイマー機能が付いていないタイプなので、寝る時にかけると体温を下げすぎてしまう可能性がある。
明日は休みと言えど、俺だって無駄に寝込みたくはない。

「それに微妙に眠くないし…」

更に一度寝たせいか、眠気も結構取れていた。
さて、これからどうしようか…

「意地でも寝るか、ちょっと気分転換でもするか…」

1.無理矢理寝る。
2.外に出る。
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2009年07月18日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(2日目D)

「ま、確かに息抜きは必要だよな」

小町は笑顔でこちらを向いた。

「おっ、わかってるねえ」
「そりゃ俺だって疲れた時は休憩をとるさ。適度な休憩をな」
「あたいの休憩はいつだって適度だよ」
「お前にとっては、だよな。そういう屁理屈言ってるから映姫さんに怒られるんだよ」
「全くです」

どこからともなく聞こえる噂の張本人の声。
気が付くと、俺の真後ろに立っていた。

「げげっ!四季様!」
「見回りついでに下界の散歩に来てみれば、何故あなたがこんな所にいるのですか!大体船頭の仕事はどうしたのですか!」
「いや〜それはですね〜、作業効率を上げるための休息と言いますか」
「その言い訳はもう聞き飽きました!」

こっ酷く怒られる小町。
そりゃそうだ、仕事をサボってるんだからな。
自業自得と言いたいところだが、流石に可哀想だからフォローでも入れとくか。

「まあ映姫さん、ちょっと落ち着いて」
「活、あなたもあなたです」

げっ、今度は俺に振ってきたぞ。

「あなたの行動には自らの意思が見えません。一体あなたは何を元に行動しているですか?自らの人生の中に、進むべき道は見つけられているのですか?」

「自らの意思が見えない」って言われても、俺には思い当たる節がないのだが…
そんな俺に構わず映姫さんは説教を続ける。
それをいいことに、その後ろでこっそり帰ろうとする小町。
あいつ…

「聞いているのですか!」

1.「俺のことはいいから、小町が帰ろうとしてますよ?」
2.黙って聞く。
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2009年07月07日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(2日目C)

(聞いてみるか)

「なあ咲夜」
「何?」
「実際のところ、お前は美鈴のことをどれくらい評価してるんだ?」
「何故あなたがそんな事を聞いてくるの?」

その質問に、咲夜はあからさまに嫌そうな顔をする。
そこまで露骨に嫌がることないだろうに…

「別に他意はないよ。ただ気になったから聞いただけだし、美鈴に言うつもりもない。まあ興味本位ってやつだ」
「興味本位、ねえ…」

渋々納得した様子の咲夜。
そこにダメ押しの一言を吹っ掛けてみる。

「というかさっきの俺たちの話、聞いてたんだろ?」
「!?」

案の定、咲夜は分かりやすいリアクションを見せてくれた。

「やっぱり。そうじゃなかったら、あんな都合のいいタイミングで出てくるわけないもんな」
「と、とにかく、私はあの子のことをそれなりに評価してるつもりよ」
「の割には扱い酷いな」
「甘やかすのはあの子のためじゃないわ。紅魔館の門番としての自覚を持たせるために、私は厳しくする必要があるのよ」
「それはどうかな」
「え?」

その咲夜の言い分に、俺は異論を持ちかける。

「自覚ってのは周りがどうこう言って持たせるものじゃなくて、自分の意志で持つべきものだろ?そんなものを一方的に押し付けられたら、そりゃ美鈴だって萎縮してしまうよ」
「それは…」
「現に今、あいつは余計な事を考え込んで、焦って、実力を出し切れていないじゃないか。酷な言い方かもしれないけど、美鈴の芽を潰してるのはお前たちの方じゃないのか?」

俺がそう言うと、咲夜は黙り込んでしまった。
流石に言い過ぎてしまったか…?

「…ちょっと言い過ぎたな。悪かった」
「いいえ、確かにあなたの言う通りかもしれないわ」

小さく、しかしはっきりと、咲夜は言葉を紡いだ。

「本当に焦ってたのは、私の方なのかも知れないわね」
「紅魔館を大事に思う気持ちも分かるけど、それは美鈴だって一緒だからな。これからはちょっとくらい優しくしてやってもいいんじゃないか?」
「そうね」

自らを振り返って成長した咲夜は、先程までと顔付きが変わっていた。
その瞳はまるで、曇りが晴れたように爽やかだった。
これで美鈴の待遇も少しは変わるだろう。

「で、そこ凹んでるから気を付けて」
「それは先に言えーーー!」

咲夜の忠告も空しく、俺は見事にバランスを崩し、箪笥に押しつぶされる形で倒れ込んだ。
中身があったら大怪我だったな…





何だかんだと色々あったが、箪笥は無事館内に運び込まれた。

「お疲れ様」
「ああ、本当に疲れたよ。慣れないことはするもんじゃないな」
「こっちとしては助かったわ。ありがとう」
「どういたしまして。さて、美鈴を起こして帰るとするか」
「あ、活。ちょっと待って」

どこから出したのか、咲夜はその手におにぎりを2つ乗せていた。
そうか、時を止めたな。

「これを美鈴に渡しておいて」
「いいけど、咲夜が直接渡した方が喜ぶんじゃないか?」
「あんなことしておいて、急に態度が変わったら怪しまれるでしょ?」
「別にいいじゃないか、素直に考え直したって言えば」
「とにかく、帰り際に渡しておくこと!いいわね?」
「はいはい」

よく分からない乙女心(乙女なのか?)も相手にするのは面倒なので、とりあえず生返事を返す。
そして咲夜は思い出したように、もう1つおにぎりを出してきた。

「忘れてたわ。はい、あなたの分」
「俺の分も?」
「ついでよ、ついで」
「そりゃどうも」

さっきのおにぎりに比べると随分と小ぶりだが、貰える物にケチはつけられない。
ここはありがたく貰っておく。

「帰りにありがたく食わせてもらうよ」
「それじゃ気を付けて」
「あいよ」

軽く手を振り、玄関のドアを開ける。
目の前には未だ目が覚めない門番が転がっていた。

「今日はいつにも増して復帰が遅いな」

いつもなら起きている頃だが…今回は精神的に相当キてたんだろう。

「おい、美鈴。起きろ」

肩をトントンと叩いてみる。

「ひぃっ!さ、サボってなんかいませんよ!…ってあれ?」

普段からどれだけ怯えているのかよく分かったよ。

「咲夜なら中に戻って行ったよ」
「え、活?何であなたがここに?」
「箪笥を運びに来たんじゃないか」
「箪笥?…ああ!で、その箪笥はどこにあるの?」
「お前が倒れてる間に持っていったよ」
「あ、そうなの。こっちでやるって言ったのに悪かったわね」
「倒れてたんだから仕方ないって。じゃ。俺は帰るよ」
「お疲れ様」

帰ろうとしたが、おにぎりを預かっていたことを思い出して踏み止まった。

「そうそう、咲夜からこれを預かってたんだ」

美鈴におにぎりを渡す。

「これは…おにぎり?」
「あいつなりにお前を労ってるんだろうよ」
「咲夜さん…」
「頑張れよ。紅魔館の門番さん」

それだけ言って俺は紅魔館を後にした。
背中越しに、おにぎりを旨そうに食べている美鈴の様子が感じられた。





「いただきます」

適当に見つけた川辺に腰を下ろし、早速咲夜から貰ったおにぎりにかぶりつく。

「…うん、旨い!」

中身はないが、塩の加減が絶妙だ。
これぞキング・オブ・おにぎり、だな。

「おっ、旨そうなものを食べてるねえ」

背後から話しかけられる。
この声は…

「やっぱり小町か」
「いや〜、まさかこんな所で会うとは意外だったよ。お前さんも休憩かい?」
「まあな。お前も、いつも通りの休憩か?」
「まあね」

小町が俺の隣に腰を掛ける。
こうやって肩を並べると、こいつも結構でかいな。

「ん、どうかしたのかい?」
「いや、小町も結構でかいんだなと思って」
「そりゃ自慢の胸だからね」
「胸の話じゃねえよ!身長の話だよ!」
「ああ、そっちかい。そうならそうと言ってくれればいいじゃないか」
「普通、男がいきなり胸の話を持ちかけるか?」
「活ならあり得ると思ってね」
「俺はそこまで恥知らずじゃないぞ」
「ははは」

相変わらず掴みどころのない奴だ。
話をしていて飽きないのも事実だが。

「しかし、こうやって息抜きするのもいいもんだ」
「万年盆休みが何を言うか」
「失礼だね。仕事してる時は真面目だよ」
「けど仕事をしてる時間が短いだろ?」
「無理をするのは良くないからねぇ」
「よく言うよ」

1.確かに息抜きは必要。
2.何事も加減が大事。
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2009年06月24日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(2日目B)

「ちゃんと評価してるって」
「そうかな?だって咲夜さんもお嬢様もパチュリー様も、みんな名前すら呼んでくれないんだよ?そんな私に、みんなは何を期待してるの…?」

どうやら、結構マジで悩んでいるようだ。
ここはビシッと言っておくか。

「為らば問おう、紅美鈴。お前は何故此処に居る?」
「何故って…紅魔館の門番だから」
「それが答えだよ」
「?」

よく分からない、といった顔でこちらを見る美鈴。

「もしレミリアや咲夜が美鈴を必要ないと思ったら、お前はここにいられないだろ?しかしお前は門を守り続けている。ここにいられるってことはそういうことじゃないのか?」

その言葉を聞いてやっと理解できたのか、美鈴の顔に少し生気が戻ってきた。

「そうかな…」
「ま、全部俺の憶測だけどな。あまり深く考えすぎるなよ?」
「ありがとう」

はにかんだ笑顔を見せる。
やっといつもの美鈴らしくなったな。

「で、お話はもう済んだかしら?」

噂をすれば何とやら、いつの間にか美鈴の後ろには咲夜が立っていた。

「さ、咲夜さ〜ん!あっ…」

悲鳴と同時に美鈴の頭にナイフが刺さる。
そしてそのまま気絶。
これでいつも無事なんだから凄いよな、こいつも。

「あなたもいつまでも休んでないで、他の仕事があるんじゃないの?」
「生憎様、今日はここ一件だけだよ」
「あらそう。なら私たちの仕事の邪魔だけはしないでちょうだい」

相変わらず棘のある喋り方だな。
仕方ない、ちょっと手伝ってやるか。

「箪笥を運んでやるからそう怒るなって」
「あら、別に私は頼んだ覚えはないけど?」
「気にするなって。ほんの親切心だよ」
「それじゃあお言葉に甘えさせてもらおうかしら」





「あ、そこ段差があるから気を付けてね」
「はいはい」

箪笥を背負いながら適当に返事をする。
一度に運ぶのは流石に一人では無理なので、外身と引き出しに分けて運ぶことにし、今は前者を運んでいる。

「やっぱりあなたも人間なのね」

突拍子もなく訳のわからないことを呟く咲夜。

「何だよ、藪から棒に」
「あの子、美鈴ならそのくらいの荷物は軽々と運ぶわ。どうせならあの子にも手伝わせればよかったわね」
「自分でとどめを刺しておいて、よくもまあそんなことが言えるな」
「何か言った?」
「何でもないよ」

咲夜が口走ったそのセリフが、先程の美鈴のことを思い出させた。

(しかし実際、咲夜は美鈴のことをどう評価してるんだろうな…)

1.聞いてみる
2.やめておく
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2009年05月26日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(2日目A)

「卵焼きかな」

主菜と汁物を比べるのも難しい話なので、直感的に旨いと感じた方を選ぶことにした。

「本当に!?」
「う、うん…」
「やった〜!」
「よかったな、橙」
「はい!」

何やら2人だけの世界が繰り広げられている。
まあ大体の想像はつくけど。

「ひょっとしてこの卵焼き、橙ちゃんが?」
「そうです!活さんのために頑張って作りました!」
「ありがとう、とっても美味しいよ」

自分のために作ったと言われると正直嬉しい。
お陰で今日の仕事は頑張れそうだ。

「御馳走様でした」
「はい、お粗末さまでした!」
「それじゃあ行ってきます」
「気をつけてな」

朝の元気をしっかり頂き、俺は足取り軽く里へと向かった。





午前8時、仕事場に到着。
中には既に親父さんが座っていた。

「おはようございます、親父さん」
「おう!今日も頑張ってくれよ!」
「はい!」

軍手をはめ、安全靴を履いて準備完了。
さて、今日も1日頑張るぞ!

「んじゃ、早速こいつを持ってってくれ!今日はこんだけだ」

そう言って親父さんが指す方向には、どう見ても人が好き好んで買うものじゃない形のものがあった。

「あの…何すかこれ?」
「んあ?箪笥に決まってんじゃねえかい!」
「箪笥!?」
「見て分かりな、そのぐらい」

見てくれから箪笥と気づくには、残念ながら俺の技量は足りなかったようだ。
まあ他人様の買った商品だ、とやかく言うのはなしにしよう。
で、肝心の届け先は…

「…紅魔館?」

流石紅魔館のメイド長。
悪魔のメイドなだけあって、人肌と離れたセンスをしてるよ。





荷車を曳いて約1時間、やっとの思いで紅魔館に着いた。
いつも暇そうにしている門番に声をかける。

「はあ、はあ、はあ…やあ、美鈴…」
「あら、こんにちは。今日もお届けもの?」
「ああ、今日のはとびっきりでかいよ。はあ…」

後ろを指差し、仰々しい形のブツを見せる。

「何?これ…」
「箪笥だと。俺も最初は何だか分からなかったよ」
「私も箪笥には見えない…」

ここに同志現る。
親父さん、普通は分からないって。

「後はここの人達に任せていいか?」
「ええ、お疲れ様」
「ついでに、ちょっと休ませてもらってもいいかな?」
「どうぞどうぞ。何だったらお茶でも出そうか?」
「貰えるならありがたく」

門前に腰を下ろす。
久々にハードな運動をしたせいか、なかなか呼吸が落ち着かない。

「はい。麦茶は飲める?」
「お茶なら何でもいけるよ」

乱れた息を整えながら、冷えた麦茶を一気飲み。
あ〜、五臓六腑に染み渡るなぁ〜。

「休憩のついでに、私の話を聞いてくれない?」

トーンを落とした声で美鈴が話しかけてきた。
お茶を貰った恩もあるし、ここは美鈴の話を聞いてあげよう。

「別にいいけど、何の話だ?」
「ちょっとした愚痴なんだけどね」
「愚痴か。まあ聞くだけ聞いてみるよ」
「ありがとう」

美鈴は神妙な面持ちで話し始めた。
何を話すつもりなんだろう?

「…私は、紅魔館の皆さんに必要とされてるのかな?」

何を言うかと思えば…

「私は本当に、紅魔館にいてもいいのかな…?いつも侵入者にやられてるし、いるだけ邪魔なんじゃないかな…?」

1.それでこそ美鈴じゃないか。
2.ちゃんと評価してるって。
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2009年04月09日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(2日目@)

「活さん、活さん、起きてくださ〜い!」

体を揺さぶられる感覚。
それと同時に聞こえてくる女の子の声。
どうやら俺は誰かに起こされているようだ。

「ん〜、あとちょっとでいいから…」
「む〜、全然起きない…こうなったら、必殺・猫パ〜ンチ!」

ゴツッという鈍い音のあと、人中に尋常ではない痛みが走る。

「いってええええええ!」
「あ、やっと起きた。おはようございます」

体を起こすと、そこには橙ちゃんの姿があった。

「え、橙ちゃん?もしかしてこの痛みは…」
「も〜、早く起きないのが悪いんですよ?」

起こしてくれるのはありがたいけど、できればもっと穏便な方法で起こしてほしいものだ。

(狙ったつもりはなかったんだけど…)
「何か言った?」
「いえ、何でもないですよ?早く着替えて来てくださいね」

橙ちゃんはそれだけ言って隣に帰って行った。

「さて、橙ちゃんに怒られないようにさっさと着替えて行こうかな」





「藍さん、おはようございます」
「ああ、おはよう。朝食ならもう出来ているぞ」
「いつもありがとうございます」

家が隣ということがあって、いつも藍さんが朝飯を作ってくれている。
紫は基本的に朝起きないので、この家の卓袱台には俺の分を含めて3人分の朝食が並ぶことになる。
今日も例外ではないようだ。

「いただきます」
「どうぞ召し上がれ」

まずは味噌汁から。
油揚げに大根、わかめと具沢山な味噌汁は寝起きの体に活力を与えてくれる。
次に卵焼き。
フワフワの触感と甘めの味付けが朝の食卓に丁度いい。

「ねえ活さん。そのお味噌汁と卵焼き、どっちが美味しいですか?」
「え?」
「ねえねえ、どっちですか?」
「う〜ん、そうだな〜…」

1.味噌汁
2.卵焼き
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2009年03月29日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目K)

「いつもながら凄い技術だな」
「褒めても何も出ないわよ?」
「またそんな捻くれた事を」
「冗談よ。ありがとう」

いつものアリスとのやり取り。
しかし、今日の彼女は見るからに忙しそうだ。

「今回は片付けるものが多そうだな」
「そうね。今回の話は場面の切り替わりが多かったから、背景が多くなっちゃったわ」

そう言う彼女の横には、背景の描かれた板が山積みになっていた。
ちょっと待て、いつもの倍近くあるぞ。

「何か手伝おうか?」

あまりに膨大な量なので、流石に手伝うことにした。

「それじゃあその舞台を畳んでくれる?」
「わかった」

言われたとおり、紅谷で作られた舞台を畳む。
見た目が大層な舞台は、綺麗に畳めるように設計されていた。
アリスの方を見ると、木箱に人形を一つずつ、優しい手つきで詰めていた。

「本当に人形が大事なんだな」
「当たり前でしょ?この子たちは私の大事な『仲間』だもの」
「アリスらしいよ」

人形を触っている時のアリスは本当に幸せそうだ。
思わず人形に嫉妬してしまう。

「あら、何か言いたそうな顔してるわね?」
「い、いや、何でも」
「まあいいわ。あ、その畳んだ舞台をここに入れてくれるかしら?」
「はいよ」

俺は煩悩を振り払って、片付けに集中することにした。





2人で進めたお陰で片付けはすぐに終わった。

「ありがとう、活」
「これくらいお安い御用だよ」
「ふふ、それじゃあ私はこれで帰るわね」
「確か明日は来ないんだよな?」

アリスの人形劇も俺の仕事と同様に隔日で行われてる。
丁度休みと重なっているので、俺はいつも見に行ってるのだ。

「ええ、また新しい台本を書かなきゃいけないから」
「頑張れよ」
「モチロン!」

それだけ言うと、彼女は踵を返して家に帰って行った。

「さて、俺も帰るか」

やることがなくなり、時間も時間なので帰ることにした。
帰ったらまず夕飯を作って、風呂を焚いて…





「ふぁ〜、今日は歩きまわったな〜…」

風呂から出て、俺は布団に寝転がって今日の出来事を振り返った。

「師匠に膝枕されて、慧音に昼飯を御馳走になって、幽香と静葉さんに出会って、アリスの人形劇を見て…」

ここで最近の自分の動向について疑問が浮かぶ。

「女の知り合いとの係わりが極端に多いな」

別に男の知り合いがいないわけではないのだが、どうも最近は女の子と係わることが多い。
女運がよくなっているのだろうか?

「まあ何でもいいや。とにかく、今日は疲れたからさっさと寝よう。明日は仕事もあるわけだし」

俺は余計なことを考えるのをやめ、そのまま睡魔に体を委ねることにした。
(2日目に続く)
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2009年03月01日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目J)

「秋ですね」
「どうして?」
「楽しみ方がいろいろあるからです。芸術の秋、食欲の秋、読書の秋…四季の中でもこんなにも楽しみ方があるのは秋ぐらいですよ」

その言葉に、静葉さんはとても嬉しそうな顔をしていた。

「あなたみたいな人間もいるのね」
「褒め言葉として受け取っておきます」

ふと時間が気になり、腕時計を見る。
時刻は既に4時半を回っていた。

「まずいな。そろそろ帰らないと間に合わない」
「何かあるの?」
「里で人形劇をやってるんですよ。その子が俺の知り合いなんでいつも見に行ってるんです」

大体今から始まって半時間ほどで終わるので、今から帰ってもギリギリ間に合うかどうか怪しいぐらいだ。

「というわけで俺はそろそろ帰ります」
「またいつでもいらっしゃい」
「暇な時にまた来ますよ」

俺は静葉さんに別れを告げ、少し早足で里に戻った。





里に着いた時には、案の定人形劇は終盤を迎えていた。

「こうして、王子様は無事にお姫様を助けることができたのでした。めでたしめでたし」

2体の人形のお辞儀に合わせて観客の拍手が巻き起こる。

「はい、今日はこれでおしまい」

少女の一言で、集まっていた観客達は帰路に着き始めた。
彼女はいそいそと片づけを始めている。

(今は話しかけるべきじゃないか…)

邪魔するのも悪いと思ったので、俺は後で話しかけることにした。
が、俺の存在に気付いた彼女の方が先手を取ってきた。

「あら活」
「ああ…」

1.普段の雰囲気とは全然違うな。
2.いつもながら凄い技術だな。
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2009年02月19日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目I)

「まだ行ったことがない場所に行ってみよう。時間が無いから行ける範囲で、だな」

妙な冒険心を基に、俺は次の目的地を考えることにした。

「白玉楼や天界は飛べないから論外。彼岸の塚や博麗神社も遠すぎるし…ん、神社?」

そこで思い出したのは、外の世界から妖怪の山に引っ越してきた神社の話だった。
来た当初は何やらいざこざがあったみたいだが、今では妖怪たちの信仰を集めているようだ。

「確かにあそこは行った事ないけど、里の人間は出入り禁止だからな…」

妖怪の山はその危険さから、基本的に人間の出入り禁止となっている。
なので俺が行っても麓で追い返されるだろう。

「まあ他に行ける所がないわけだし、麓まででいいから行ってみよう」

というわけで神社まで行くのは諦め、俺は麓だけ見に行くことにした。





妖怪の山は紅葉が進み、その顔を綺麗な紅に染めている。

「まさに秋って感じだな」

季節にふさわしい一面を見ながら山を散策する。
向こうではできなかったことをするのも乙なものだ。

「人恋し神様よ、人恋し神様よ、人恋し神様よ…」

どこからともなく声が聞こえてきた。
声と言うよりは、歌のような感じだ。

「上の方か?」

上を見る。
木の枝ばかりで何も見えない。
目を凝らしてよく見ようとしたその時、ガサガサという音と共に女の人が飛び降りてきた。

「なっ!?」
「えっ!?」

当たりそうになる所でギリギリ避ける。
もう少し反応が遅かったら直撃してたな、これは。

「あ〜、危なかった〜。あなた、大丈夫?どこか怪我とかない?」

女性は体を中に浮かせながらこちらに寄ってきた。

「ええ、大丈夫ですけど…」
「本当?それならよかった〜」
「あの、あなたは?」
「私?私なら大丈夫よ」
「いや、そうじゃなくて…」

何と言うか、マイペースな人だな…

「そうだわ、忘れてた!貴方、ここに何しに来たの?」

急に彼女の雰囲気が一転し、さっきまでの気の抜けた空気は一気に張り詰めた。

「あ、この山を見に来ただけなんですけど…登るつもりもないし、危害を加えるつもりもありません!」

気圧されながらもはっきりと敵意がないことを伝える。
すると彼女は、何か面白かったのかプッと吹き出した。

「え?」
「ふふふ、ごめんなさい。少しからかってみたのよ」
「え?え?え?」

極端な空気の変動に、俺の頭は完全に混乱した。

「あ、ねえちょっと!冗談だって言ってるでしょ!ねえ!」





「なるほど、要は山を見に来ただけなのね」
「はい」

暫くして俺は正気を取り戻し、さっきの女性に事の経緯を詳しく話した。
どうやら理解してもらえたようだ。

「それならここまでにしておいた方がいいわ。これ以上は妖怪が襲ってくるから危険よ」
「わかりました」

親切にしてくれるのはありがたいけど、この人は一体…

「そういえば自己紹介を忘れてたわね。私は秋静葉、秋の神様なの」
「神様だったんですか」

ただの人間じゃないとは思ってたけど、まさか神様だったとは。
俺も俺で、そこまで驚かないところは“幻想郷慣れ”か。

「あなたは?一見普通の人間のようだけど」
「普通の人間ですよ。里で運送屋の手伝いをやってる活といいます」
「そう、よろしくね」
「こちらこそよろしくお願いします」

軽い挨拶と握手をする。
神様相手に軽率と思うかもしれないが、容姿や様子は普通の女の人でしかないのでこれ以上に対応しようがない。
仮に二礼二拍一礼なんてかましてしまえば、それこそ怒られること間違いなしだろう。
そうこう変な事を考えていると、静葉さんの方から話を切り出してきた。

「ねえ活、ひとつ聞いていい?」
「はい、何ですか?」
「人間のあなたの瞳に、この山はどう映ってるの?」

つまりは山を見た感想を聞いているのだろう。
俺は思ったままのことを口に出した。

「凄く綺麗に映ってますね。里の方でもここまで見事な紅葉は見られませんよ」

むしろこの山を見て悪い印象を持つ方がどうにかしてると思う。

「よかった」

その言葉を聞いて、安堵の表情を見せる静葉さん。

「?」
「ここの紅葉も、一応私の力なのよ。特に自慢できる程の事じゃないけど、やっぱり人に認めてもらえるなら嬉しいわ」

しかし、途端に愁いを帯びた表情になる。

「もっと自信を持っていいですよ!こんなに綺麗な風景を作れる力なら、沢山の人を感動させることだってできるはずです!」

初対面の女性に向かって何様のつもりだろうか。
しかも相手は神様だぞ。

「ありがとう」

静葉さんはやさしい笑顔で、一言だけそう言ってきた。

「…」
「…」

お互い、無言で妖怪の山の紅葉を見る。
出会って数分ながら、お互いのことを理解し合えている感じだった。

「ねえ…あなたはどの季節が一番好き?」

そんな中、先に静寂を打ち破ったのは静葉さんだった。

「ん?どうしたんですか、いきなり」
「特に深い意味はないのよ?ただあなたの好きな季節を聞きたいだけだから」
「う〜ん、そうですね…」

1.春
2.夏
3.秋
4.冬
5.全部
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2009年01月10日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目H)

「好きだよ」

向こうに住んでいたころ、興味本位で花を育てたことがある。
最初は適当に水をやっていっただけなのだが、続けているうちに肥料やら土やらに気を使い始め、最後の方にはペットの世話と同じようになっていた。
それ以来、花は見るのも育てるのも好きだ。

「それは良かったわ」

そう言って彼女はすっと立ち上がると、丘の奥に向かって歩き出した。
が、すぐに立ち止まりこちらを向いた。

「…そういえばあなたの名前を聞いてなかったわね」

なるほど、そういうことか。
確かに俺は自分の名前を言ってなかったな。

「俺は活。普段は里の運送屋で働いてるよ」
「それじゃあ活、縁があったらまた会いましょう」

それだけ言うと、彼女は今度こそ丘の奥に消えていった。

「風見幽香、か。不思議な感じの子だったな」

人を寄せ付けない雰囲気はあるものの、どこか優しい感じのする女の子だった。
またここに来れば会えるかな…

「ま、次来てみたらわかることだな。よし、次行くか!」

時間的に次が最後になりそうだな。
後は…
posted by 活焦刃 at 13:57 | Comment(3) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月18日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目G)

次に思いついたのは、里の北にある丘だった。
『四季の丘』と言われるその場所は、季節によって様々な花が咲くことで有名な場所だ。
俺も暇な時、花見たさに足を運んでいる。

「思いついたってことは行きたいってことだよな。よし、行ってみるか」

俺は自分の直感を信じ、新たな目的地に向かうことにした。





丘に着くと、そこには普段と違う光景が広がっていた。

「何だ、これ…!」

四季の様々な花が、季節感を無視して咲き乱れている。
牡丹、向日葵、コスモス、彼岸花、果ては福寿草まで何でも揃っている。

「私が咲かせたの。綺麗でしょ?」

後ろから声をかけられた。
振り返ると、日傘をさした緑髪の女の子が立っていた。

「え!あ、君は?」
「申し遅れたわね。私は風見幽香、花の妖怪よ」

妖怪、なのか…
確かに見た目はただの女の子だけど、醸し出してる雰囲気は明らかに人間とは違うな。
彼女はその場にしゃがむと、傍に咲いてた花を撫で始めた。

「今日も綺麗に咲いてるわね。偉い偉い」

その顔はまるで、我が子をあやす母親のようだ。
とても綺麗な笑顔に、俺は思わず見とれてしまった。

「ねえ貴方、花は好き?」

突然、彼女の方から質問してきた。
その質問に…

1.「好きだ」と答えた。
2.「花より団子」と答えた。
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2008年12月06日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目F)

「それが慧音らしいんだよ」

褒め言葉のつもりで言葉を返す。
きっと慧音なら裏も読んでくれるだろう。

「…お前も皆と同じことを言うんだな」
「え?」
「いや、やはり私はこれくらいの方がいいのかも知れないな」

直前に何か呟いたようだが、声が小さくて聞き取れなかった。
まあ慧音が立ち直ってくれたのでよしとしよう。





「ふ〜、ごちそうさま」
「御粗末様でした。さて、私は明日の授業の準備でもするか」
「今から準備するのか?慧音は仕事熱心だな」
「明日は教えることがたくさんあるからな、まとめておかないと私が困ることになる」
「先生ってのも大変なんだな。それじゃあ俺はお暇させてもらうとするか」
「妖怪に襲われないように気を付けて帰るんだぞ」
「師匠から教えてもらった弾幕があるから大丈夫だって!じゃあな!」

そう言って慧音の家を後にする。
腕時計を見ると2時半を指していた。

「う〜ん、まだ時間があるな」

折角外に出てるんだし、もうちょっとうろついてみるか。
次の目的地は…

1.山
2.丘
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2008年11月21日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目E)

まずは近場から、というわけで俺は里の方に足を向けた。
丁度昼時ということだけあって人の往来が激しい。

「ま、日曜の秋葉原とかに比べたらマシなもんだけど」

急に出てきた向こうの世界の風景が、自分の居場所を改めて認識させる。
そしてここに居ることに違和感を感じさせる。

「嫌なんだよな、この感覚…」

4年経ったにも拘らず慣れることのできない感覚に少し苛立つが、すぐに頭を切り替える。
…ああ、当時に比べて切り替えの速さは成長したかもな。

「さて、来たはいいけど何をしようか?…おっ!」

何かないかと辺りを見回していると、見知った顔がこちらに歩いてきた。
しかし、相手はこっちに気付いていないようだ。

「…折角だし、少し脅かしてみるか♪」

ろくでもないことだと思いながらも内心ワクワクしてしまう。
きっとそれは俺の心がまだガキだということだろう。
俺は少しずつ、少しずつ、気付かれないようにターゲットに近づいてゆく。

「お、活じゃないか。今日は非番じゃなかったのか?」

…こちら活、任務は失敗に終わった。

「おーい、聞いているのかー?」
「ああ、聞いてるよ慧音。暇だったからここに来ただけだよ。特にやることがなかったからな」
「そうか。ところで活、昼はもう済ましたのか?」

いきなり昼飯の話を振ってきた慧音。
この流れはもしかして…

「いや、まだだけど」
「なら家に来るか?余り物でよければ御馳走してやるが…」
「それは断る理由がないな!是非とも御馳走になろう!」

正直、適当に済ますつもりが済ませられなくてどうしようかと思っていたのだが、無事に昼飯を確保できてよかったよかった。

「ではついでに買い物に付き合ってもらうぞ」
「それくらいならお安い御用だ!」





「いただきます」
「どうぞ召し上がってくれ。さっきも言ったが余り物ばかりですまないな」
「気にしなくていいよ。慧音の料理は御世辞を抜きにしてもうまいからな、残り物でも大歓迎だよ」
「煽てても何も出ないぞ」
「はは。そう言えば今日は妹紅がいないな。どうしたんだ?」
「あいつのことだ。どうせ輝夜と騒いでるんだろう」
「あの2人も飽きないな」
「全くだ」

2人で食べる昼飯は、1人で食べるより断然楽しい。
そんなことを考えていると突然、慧音の箸が止まった。

「…なあ、活」
「ん?」

改まった雰囲気で話しかけてくる慧音。

「活は私のことをどう思っているんだ?」

唐突な質問に、飲みかけた味噌汁を吹き出しかける。
無理矢理飲み込もうとしたが、今度は気管に入ってしまいむせてしまう。

「だ、大丈夫か!?」
「げほっ、げほっ…もう大丈夫だよ。で、何だって?」
「活は私のことをどう思っているんだ?」
「どうって言われても、頭がよくて料理がうまくて」
「そうじゃなくて、性格のことでだな…」

どんどんしどろもどろになっていく。
要約すると、固い性格をどう思っているのか、ということだろう。
これはこれで見ていて楽しいのだが、今は真面目に答えた方がいいだろう。

1.確かに固すぎるかもな。
2.それが慧音らしいんだよ。
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2008年10月24日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目D)

ふと師匠の過去が気になった。

(生きていた時はどんな人だったんだろう…)

今でこそ幽霊になっているが、当然その前は人間だったはずだ。
やはり原点から師匠を知るべきだな、うん。

「師匠」
「ん、何だい?」
「人間だった時の師匠はどんな人だったんですか?」

途端、師匠の顔が暗くなった。
さっきまでとは明らかに雰囲気が違う。
ひょっとして俺は、地雷を踏んでしまったのだろうか!?

「活、女の過去をあまり蒸し返すんじゃないよ。それに、私だって思い出したくないことの1つや2つあるんだ」

『思い出したくない』…ということは、生前にあったことは覚えているんだろう。
しかし、そんなに辛いことがあったのかと思うと、何だか申し訳なくなった。
何にせよ、これ以上は話を聞けそうにないな。

「で、何でそんな話を聞きたがったんだい?」

今度は師匠の方から話を振ってきた。
嘘をつく必要はないし、素直に答えよう。

「いや、彼此師匠と4年の付き合いになりますけど、俺は師匠のこと全然知らないなと思って…」
「それで根掘り葉掘り私のことを聞こうとしたわけだね」
「言い方はよくないですけど、まあ…」
「それじゃあ他の質問にしておくれ。この質問は終了!」

徐々に師匠の顔が明るくなっていく。
気分を害したわけだし、ここはきちんと謝っておこう。

「すみません、変なこと聞いてしまって」
「もういいよ。それで、他に質問はないのかい?」
「ああ、それじゃあ…」





師匠と話をしているうち、気付けばもう昼になっていた。

「あ、もうこんな時間かい。活、私はそろそろ帰らせてもらうよ」
「わかりました。また明後日にお願いします」
「私より早く来てることに期待してるよ」
「頑張ります;」

師匠はそう言うと飛んで帰っていった。
さて、昼飯は適当に済ますとして、その後はどこに行こうかな?

1.里
2.山
3.丘
posted by 活焦刃 at 18:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月03日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目C)

特に思い当たる人がいなかった。

「まあ、俺が幻想郷で知ってる人なんて数えるほどだけど」

妖怪も人と呼んでいいのか?という疑問が出てきたが、今は関係ないので打ち消すことにした。

「いつまでも考えてても仕方がないな。とりあえず、さっさと師匠のところに行こう」

俺は作り置きのおにぎりを抱えて、いつもの修行場へと向かった。





魔法の森の東の一角にある、日が差し込む少し拓けた場所。
ここが俺と師匠の修行場であり、同時に俺と師匠が初めて出会った場所でもある。

「師匠、もう来てるんだろうな…」

修業を始めて4年、俺が師匠より先に修行場に来たことは一度もない。
いつも師匠が先に来ていて「私より遅いなんて弟子失格だね」と言ってくるのだ。

「一体何時に来てるんだ?この前なんて8時に行って既に居たぞ?」

師弟という関係ではあるが、俺は師匠のことをほとんど知らなかったりする。
知っていることと言えば、『魅魔』という名前と元『悪霊』だったことと『博麗神社の祟り神』ということだけだ。

「博麗神社…行ったことはないけど、確か幻想郷の核を担っている神社だったよな。師匠がそんな所の神様だなんて、あんまり想像つかないな」
「悪かったね。飲んだくれの行き遅れた悪霊で」

気がつくと、目の前に師匠の姿があった。
ということは、今の独り言が聞かれてたのか!

「いや、流石にそこまで言ってない…」
「そこまでってことは、少なからずそう思ってるところがあるってことだね?」
「あっ…」
「そうかいそうかい。それじゃあ折角だし見せてあげようか。『博麗神社の祟り神』の力を!」

その瞬間、目の前に大量の星型の弾が押し寄せてきた。

(眼前に 無限に広がる 小宇宙 輝く流星 我が師の弾幕)

被弾する直前、俺の頭の中に浮かんできたのは辞世の句だった。





「いてててて!師匠、もう少し優しく!」
「消毒なんだから我慢しな!」

あれから俺は奇跡の生還を果たし、今は師匠に傷の治療をしてもらっている。
まあ師匠が加減してくれたからだと思うが。

「はい、これで絆創膏を貼って出来上がり。どうだい?」
「あ、はい。もう大丈夫です」
「そうじゃなくて、修業はできるかって聞いてるんだよ」
「ああ、いけます…」

そう言って立ち上がるも、いきなり立ちくらみが起こりバランスを崩してしまう。

「おっと」
「あ〜、こりゃやめといた方がいいわね。活、ちょっとこっちに来なさい」

師匠は横に座るように言ってきた。
何をする気だろうか?

「てい!」
「うわっ!」

すると師匠はおもむろに俺の頭を掴み、自分の膝に乗せてきた。
所謂膝枕の体勢だ。(しかし幽霊なので膝なのかどうかは不明)

「ちょっと休みなさい。私が見ててあげるから」
「はい…」

言われるがまま、俺は師匠の膝枕でしばしの休息をとった。
静かな森の中で師匠と二人っきり、更に膝枕…今更だが考えると結構おいしいシチュエーションだ。

(折角だし、師匠のことについて色々聞いてみようかな)

さて、何を聞いてみようか?

1.かつての弟子について
2.生前の師匠について
posted by 活焦刃 at 20:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目B)

またさっきの『幻聴』のことが頭を過ぎった。

「本当に幻聴だったのかな?あの声、聞いた覚えがあるんだけど…」

確かに声自体は今までに聞き覚えのあるものだった。
つまり、本当に誰かが自分を起こしに来たという可能性もある。

「だとしたら一体誰だったんだろう?」

そもそも自分を起こしに来る人物は限られている。
しかし、その中に「起きて」なんて優しい声で起こしてくれる人はいない。
師匠なら「早く起きな」、藍さんや慧音なら「早く起きるんだ」と言って布団をめくりとるからだ。

「となると、考えられるのは…」

1.ひょっとして…
2.身に覚えがないなぁ。
posted by 活焦刃 at 01:27 | Comment(3) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月27日

僕の私の最萌幻想郷・体験版(1日目A)

「う〜ん……ん?」

声に反応して目を覚ます。
辺りを見回すとそこは自分の部屋で、自分以外の誰もいなかった。

「…何だったんだ?あの声は?」

確かに声がした。
間違いなく、自分を起こそうとする声だった。
しかし、現実にはそれらしい人物は見当たらない。
ひょっとすると、誰かに起こされる夢でも見てたのだろうか?

「…まあそういうことにしておこう」

『幻聴』ということで当面の問題を片付け、俺は布団から体を起こした。

「どあ〜〜〜〜〜ぁ」

大きな欠伸を一つして、顔を洗うために台所に向かう。
その後、着替えて朝食の用意をする。

「この家に暮らし始めてもう4年か。流石にここの生活にも慣れてきたな」

ここに来てすぐの頃と比べて、挙動の違いが明確に分かる。
あの頃は、こんなに慣れることはないと思ってたよな〜。

「ま、住めば都ってやつか」

自分の生活を見直して、いろいろなことが頭に浮かんだ。
そこで俺は…

1.全ての始まりについて思い起こした。
2.諦めたはずの疑問について考え始めた。
3.考えるのがめんどくさいので外に出ることにした。
posted by 活焦刃 at 00:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<このサイトについて>
活焦刃の「第3回全世界異種格闘技大会に向けて」は、執筆中の小説を掲載することを目的としたブログです。
二次創作が多いですが、オリジナル小説の完成および公開を目標としています。
<活焦刃ついて>
シスプリが大好きです。咲耶が一番好きです。多分これだけは一生変わらないと思います。
MAが好きです。カンナが一番好きです。天桐神奈親衛隊隊長やってます。
東方が好きです。魅魔様が一番好きです。クリア経験は靈異伝両ルート、夢時空全キャラ、幻想郷W魔理沙、萃夢想全キャラ、風神録レザマリ(+EXクリア)、緋想天全キャラだけです。
格闘ゲームが好きです。割と何でも手を出します。萃夢想では美鈴、緋想天では萃香、非想天則では萃香&美鈴使いです。
エロいです(コラ
<作品について>
「Legend of Sisters」(以後LOS)…このサイトの一番メインの小説。現実世界の高校生が小説の世界を救う、といった話。若干設定が異なるアナザーストーリー版も存在する。しかしどちらも1話すら完成していない;
「狼牙」…LOSより少し前の時代のストーリー小説。LOSにも、主人公たちが読むライトノベルとしてその名前が出てくる。ストーリーの進行はLOSとほぼ一緒。
「多夢音楽劇場」(以後TMT)…TAM MUSIC FACTORYさんの音楽を、勝手なイメージで小説化したもの。進路に悩む高校生男子と生霊になった女の子の話。はっきり言ってありえないストーリーw
「活焦刃的MA妄想劇場」…MAチャットルームにてセリフのみで書き上げた作品。読みにくい上に効果音まで書いているのであまり盛り上がらない。
「LOS×東方project」(以後L東)…LOSの主人公と東方のキャラを掛け合わせた小説。全17章で構成されていて、現在第1章のみ公開中。
「LOSvs東方project」(以後L東2)…東方の音楽を聴きながら浮かんだイメージを小説化したもの。こちらはLOSの主人公が、東方の世界の異変解決に挑む話。東方狂信者には大変面白くない構成^^;
<LOSと狼牙について>
ストーリー
誕生秘話
キャラ紹介 @ A B C D E F G H I J K
用語辞典
<L東とL東2について>
-L東-
第1章:博麗の巫女との邂逅〜東方邂逅記〜
第2章:幻想郷の知識人P〜東方調査帖〜
第3章:幻想郷の知識人K〜東方教育譚〜
第4章:幻想郷の知識人E〜東方月影説〜
第5章:あの子は普通の魔法使い〜東方想恋陣〜
第6章:少女の秘密は恋心〜東方操演舞〜
第7章:超動物愛護精神〜東方寵愛録〜
第8章:Hの為の勉強会〜東方勉強会〜
第9章:妖怪でも女の子は女の子〜東方真心談〜
第10章:相手にとって不足なし!〜東方武神伝〜
第11章:白玉の誓いは永久に〜東方狂戦夜〜
第12章:超越者たちの戦い〜東方激闘史〜
第13章:因幡の白兎娘×2〜東方兎秘話〜
第14章:戦慄の旋律を奏でる者〜東方合奏団〜
第15章:春に呆ける秋の虫〜東方春物語〜
第16章:割と暇な閻魔の一日〜東方暇魂塚〜
最終章:最初で最後の宴〜東方総出宴〜
-L東2-
第1弾:紅魔討伐伝(紅魔郷)
第2弾:妖桜刹華伝(妖々夢)
第3弾:萃騒狂宴伝(萃夢想)
第4弾:永夜消月伝(永夜抄)
番外編:黒史解明伝(旧作)
@幻想回帰(幻想郷)
A怪奇目録(怪綺談)
B封印決壊(封魔録)
C夢現空間(夢時空)
D靈影追跡(靈異伝・魔界)
E靈気退散(靈異伝・地獄)

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