2010年05月21日

最近の同人誌レビュー的な何か

posted by 活焦刃 at 23:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月09日

今日は母の日

春の陽気も過去の話となり、夏の日差しが頭角を現し始める5月。
私は毎年、5月になるとあの事を思い出す。





私がこの世に産まれてすぐ、私の両親はこの世からいなくなった。
父は私が産まれるのを見に来る途中で事故で亡くなり、母は私を産んだ反動で息絶えてしまったらしい。
だから私は産みの親の顔を知らなければ、本当の家の場所も知らない。
兎も角、残された私はその病院の院長の紹介で、とある孤児院に入ることになった。
そこで私は、真実という一人の若い女性に面倒を見てもらった。
腰ほどまである長い髪、大きくぱっちりと開いた目、少しふくよかで女性らしい身体、とても素敵な女性だった。
物心ついた後も、彼女は本当の母のように優しく、時に厳しく接してくれた。
私はそんな真実さんが大好きだったし、真実さんこそが本当の母親だと思っていた。

しかし、私が中学2年生の時、事件は起こった。
昼の休憩時間、私は電話がかかっているということで職員室に呼び出された。
電話の相手は院長、内容は真実さんが病気で亡くなったという知らせだった。
急性心臓発作、院長が孤児院に行った時には既に真実さんは帰らぬ人となっていたらしい。
私は先生にその旨を伝え、すぐさま病院へと向かった。
病室のベッドの上には、白い布を顔に被せられた真実さんの姿があった。
享年34歳、若すぎる死だった。

そして時は再び現在に戻る。





5月9日、今日は真実さんの命日だ。
仕事も休みなので、早速私はお墓の方に車を走らせた。
「あ、花を買わなきゃ」
途中で花を買い忘れていたことに気付き、急遽近くにあった花屋に寄った。
「いらっしゃいませ」
店員の声が店内に木霊する。
ふと店内を見回すと、カーネーションがずらりと並んでいる。
(そうか、今日は母の日だったのね…)
母の命日に重なるのも、何かの縁だろうか…私はカーネーションも買うことにした。
「すいません。菊の花を5本、それとカーネーションを1本ください」
私は花を受け取り、再び車を走らせた。





山道を走ること1時間、何とか無事にお墓に辿り着いた。
「ただいま、真実さん」
墓前にさっき買った花を置く。
「今日は母の日だね。私も、カーネーション買ってきたんだ。折角だから一緒に置いとくね」
そこから私は、仕事での話や私生活の話を真実さんに報告した。

気が付けば日は落ち始め、時刻は5時を回っていた。
「もうそろそろ帰らなきゃ。それじゃ、またお盆に来るね」
そう言って私は、お墓を後にした。
「凜…」
直後、後ろから誰かに呼ばれた。
「誰!?」
呼ばれた方を振り返ると、そこには見たことのない女性が立っていた。
「久しぶり。元気にしてた?」
「あの…どこかでお会いしましたか?」
「ちょっと!その台詞はあんまりじゃないかしら?」
口振りから察するに、彼女は私の事をよく知る人物のようだ。
「失礼ですが、どちら様ですか?」
「そこに名前が書いてあるでしょ?」
彼女が指をさした方向には、先程まで私が話をしていたお墓があった。
「…真実、さん?」
「そ。貴方の母親、真実よ」
あまりに唐突過ぎて言葉が出ない。
そもそも最後に見た外見と違いすぎているので、気付かない方が当然だと思う。
それはさておき、目の前にいるこの人は本当に私の知っている真実さんなのだろうか?
「本当に、あの真実さんですか?」
「ええ、そうよ」
「本当に、本当に真実さんなんですか?」
「しつこいわね。れっきとした本物よ」
「だって全然外見が違うし、真実さんはもう…」
死んだのだから、と続けることができなかった。
もし口に出してしまえば、彼女がそのまま消えてしまいそうだったからだ。
「心配しなくても、自分が死んでることぐらいわかってるわよ」
しかし私の心配は杞憂に終わった。
「それじゃあ、今の真実さんは幽霊ってことですか?」
「簡単に言えばそういうこと」
目の前で不可思議現象が起こっていることがわかっているのだが、それ以上に真実さんに会えたことが嬉しかった。
「それじゃあ、これからはずっと一緒に」
しかし、真実さんは表情を暗くさせた。
「それがそうもいかないのよ。ちょっと都合が悪くて、あと数分後にはこの世界から消えることになるの」
「えっ!?」
喜びから一変、奈落に突き落とされたような感覚に陥る。
そんな私を尻目に、彼女はどんどん話を進めていく。
「折角会えたのにごめんね」
悲しそうな顔を見せる真実さんを見て、私は胸が締め付けられた。
辛いのは私だけじゃない、彼女もそうなんだ。
「ううん、大丈夫。会えただけで嬉しいから」
私は真実さんに心配をかけさせないように、なるべく気丈に振舞うようにした。
「凜、強くなったわね」
真実さんは私の頭に手を置き、優しく撫でてくれた。
懐かしい感じがして、胸の中が熱くなった。
「ねえ凜、一度でいいからお母さんって呼んでくれる?」
突然、真実さんから小さなお願いをされた。
確かに生前、私は彼女の事を真実さんとしか呼んだ覚えがない。
最後のお願いとあらば、聞かないわけにもいかない。
「お母さん…」
気恥ずかしいながらも彼女の要望に応える。
その言葉に彼女は満足してくれたようだ。
「ありがとう」
瞬間、彼女の体が透け始めた。
どうやら本当の別れの時が来たらしい。
「凜!」
突如、真実さんが声を張り上げた。
「たとえ二度と会えなくなっても、私は貴方の心の中にずっといるわ!」
それだけ言うと、真実さんの姿は跡形もなく消えていった。
「真実さん…」
誰もいなくなった場所を見つめ、呆然と立ち尽くしている私。
まるで白昼夢でも見ていたような、そんな感覚にとらわれていた。
しかし、今更確かめようがない事実なのでどうしようもない。
「帰ろうか…」
私は考えるのをやめ、踵を返した。
ふと足元を見ると、紙切れのようなものが落ちていた。
「何これ…?」
私はその紙切れを手に取った。
『凜へ カーネーションありがとう。これは私からの最後のプレゼントです。受け取ってください。 真実』
その手紙の傍には、太陽と月と星をあしらったネックレスが落ちていた。
「お母さん…」
私は彼女からのプレゼントを首に下げ、今度こそ家路に就いた。
これからは独りじゃない。
私の心の中には、永遠に彼女がいるのだから…(終)

その後
posted by 活焦刃 at 23:56 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月01日

5月に入りました

GWは仕事が入って中途半端に休みです><
しかも月末にはデカイ船が入ってくるので死ぬかも知れません;w
俺、生きて6月を迎えたら、旅行でも行こうかな…

-先月の拍手レス-
特になし;
posted by 活焦刃 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<このサイトについて>
活焦刃の「第3回全世界異種格闘技大会に向けて」は、執筆中の小説を掲載することを目的としたブログです。
二次創作が多いですが、オリジナル小説の完成および公開を目標としています。
<活焦刃ついて>
シスプリが大好きです。咲耶が一番好きです。多分これだけは一生変わらないと思います。
MAが好きです。カンナが一番好きです。天桐神奈親衛隊隊長やってます。
東方が好きです。魅魔様が一番好きです。クリア経験は靈異伝両ルート、夢時空全キャラ、幻想郷W魔理沙、萃夢想全キャラ、風神録レザマリ(+EXクリア)、緋想天全キャラだけです。
格闘ゲームが好きです。割と何でも手を出します。萃夢想では美鈴、緋想天では萃香、非想天則では萃香&美鈴使いです。
エロいです(コラ
<作品について>
「Legend of Sisters」(以後LOS)…このサイトの一番メインの小説。現実世界の高校生が小説の世界を救う、といった話。若干設定が異なるアナザーストーリー版も存在する。しかしどちらも1話すら完成していない;
「狼牙」…LOSより少し前の時代のストーリー小説。LOSにも、主人公たちが読むライトノベルとしてその名前が出てくる。ストーリーの進行はLOSとほぼ一緒。
「多夢音楽劇場」(以後TMT)…TAM MUSIC FACTORYさんの音楽を、勝手なイメージで小説化したもの。進路に悩む高校生男子と生霊になった女の子の話。はっきり言ってありえないストーリーw
「活焦刃的MA妄想劇場」…MAチャットルームにてセリフのみで書き上げた作品。読みにくい上に効果音まで書いているのであまり盛り上がらない。
「LOS×東方project」(以後L東)…LOSの主人公と東方のキャラを掛け合わせた小説。全17章で構成されていて、現在第1章のみ公開中。
「LOSvs東方project」(以後L東2)…東方の音楽を聴きながら浮かんだイメージを小説化したもの。こちらはLOSの主人公が、東方の世界の異変解決に挑む話。東方狂信者には大変面白くない構成^^;
<LOSと狼牙について>
ストーリー
誕生秘話
キャラ紹介 @ A B C D E F G H I J K
用語辞典
<L東とL東2について>
-L東-
第1章:博麗の巫女との邂逅〜東方邂逅記〜
第2章:幻想郷の知識人P〜東方調査帖〜
第3章:幻想郷の知識人K〜東方教育譚〜
第4章:幻想郷の知識人E〜東方月影説〜
第5章:あの子は普通の魔法使い〜東方想恋陣〜
第6章:少女の秘密は恋心〜東方操演舞〜
第7章:超動物愛護精神〜東方寵愛録〜
第8章:Hの為の勉強会〜東方勉強会〜
第9章:妖怪でも女の子は女の子〜東方真心談〜
第10章:相手にとって不足なし!〜東方武神伝〜
第11章:白玉の誓いは永久に〜東方狂戦夜〜
第12章:超越者たちの戦い〜東方激闘史〜
第13章:因幡の白兎娘×2〜東方兎秘話〜
第14章:戦慄の旋律を奏でる者〜東方合奏団〜
第15章:春に呆ける秋の虫〜東方春物語〜
第16章:割と暇な閻魔の一日〜東方暇魂塚〜
最終章:最初で最後の宴〜東方総出宴〜
-L東2-
第1弾:紅魔討伐伝(紅魔郷)
第2弾:妖桜刹華伝(妖々夢)
第3弾:萃騒狂宴伝(萃夢想)
第4弾:永夜消月伝(永夜抄)
番外編:黒史解明伝(旧作)
@幻想回帰(幻想郷)
A怪奇目録(怪綺談)
B封印決壊(封魔録)
C夢現空間(夢時空)
D靈影追跡(靈異伝・魔界)
E靈気退散(靈異伝・地獄)

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。